あだたら登山学校・東北の山旅

 東北の山旅と山岳ガイド// 〒969-1103福島県本宮市仁井田字下ノ原28-73 eメール yamatabi@cameo.plala.or.jp

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安部 孝夫
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登山ガイドです
JMGA/東北マウンテンネットワーク所属
特に自然豊かな東北の山岳をご案内いたします

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本州最大の秘境「裏剱縦走」

■2022年9月27日(火)~30:
 「裏剱」は雪と岩の殿堂「剱岳2,999m」の東側から裏側の仙人峠
  を越え黒部ダムの下流、下ノ廊下、欅平~宇奈月温泉に至る
  長大なルートを山小屋泊の3泊4日で歩きました。



▼あだたら登山学校3度目の裏劔縦走、まずは立山駅から
 立山ケーブルにのって美女平へ!


▼美女平からはバスに乗って室堂へと


▼室堂が近づくとバスの車窓から剱岳が見えてくる

▼喧騒の室堂から歩き出すとすぐに立山三山が投影するみくりが池が
 現れる



▼室堂からは火山ガス噴出地帯のすぐそばを通過する

▼室堂からは鍋底のようなキャンプ場へと一旦下りてゆく


▼急登が連続する剣御前への山肌はもう秋の色となっていた


▼剣御前から火山ガスが噴出する室堂の地獄谷を見下ろす


▼剱沢側の斜面も秋の色が色濃くなってきていた


▼剱沢を下りること30分ほどでようやく剱岳と剱沢小屋が見えてきた


▼剱岳や裏劔縦走でお世話になっている剱沢小屋にて


▼次日霧雨状の雨模様だが雪渓に向かって剱沢を下降してゆく

▼足下には雪渓が現れてきたがまだ雪渓には乗らない



▼剱沢下降は雪渓よりも岩場の通過に神経を使う

▼剱岳からの岩場の壁は圧迫感を感じるが滝が和らげてくれる


▼平蔵谷入口のシンボルのつぶて大岩


▼雪渓は初め枝沢の雪渓を横切るがアイゼンも必要なかった


▼いよいよ最難所の大スラブ岩が現れた


▼大スラブ岩にはロープと鉄杭が打たれているがそれでも難儀する


▼大スラブ岩は花崗岩の一枚岩だが雨で藻があって滑りやすい


▼傾斜は緩やかなようだが現場にいると恐怖感が出る


▼ようやく雪渓の横断だ、まずはアイゼンを装着する


▼無事に渡り終えてアイゼンを外す


▼眼下に真砂沢ロッジが見えてくると難所の通過が済んで一安心


▼と、思ったのもつかの間、本コース最難所はこのヘツリの通過だ

▼二股の吊橋を渡ると沢を離れ尾根となりひと安心だ


▼尾根途中のベンチでひと休み、残念ながら雨模様で裏劔は見えずじまい



▼色付くナナカマドが雨の中で心和ませてくれる

▼分岐の仙人峠を越し少し下りるとようやく前方に仙人池ヒュッテが
 見えてきた、ホッとする瞬間だ



▼2019年以来の仙人池ヒュッテ、夕方は残念ながら天気が悪かった


▼夜中から星空となり朝はほれッこの通り(^-^)

▼モルゲンロートの剣岳山頂部を見上げる


▼モルゲンロートに浮かび上がる真砂岳と立山三山


▼この光景を渇望しての今山行、満足満足(^^♪


▼朝食を頂いて宿舎を発つ、仙人谷を下降するが目の前には
 白馬三山が浮かんでいる



▼仙人谷の雪渓越しには後立山がずら~ッと並ぶ


▼仙人温泉を越して仙人谷を渡ると見えた滝


▼仙人谷を丸太簡易橋で渡る、増水時は無理


▼もうもうと蒸気を立ち昇らせる仙人湯

▼小屋のぞきから見た今は廃墟となってしまった仙人温泉小屋


▼雲切新道途中から眺めた唐松岳


▼雲切新道から眺めた白馬三山、真っ白いのは雪ではなく杓子岳


▼雲切新道は急路のため長いステンバシゴが掛けられている

▼雲切新道の樹木の開けたところから見上げた鹿島鑓

▼一枚岩に取り付けられた長いステンバシゴを下りる

▼眼下に黒四地下発電所の送電口が見え出すと間もなく
 下の廊下の仙人ダムが見えてくる



▼ブナ林まで下りてくるとまだ紅葉には早いものの新緑とも
 錯覚する淡い緑の木々だ



▼足下にようやく仙人谷ダムが見えてきた、下の廊下はダム堰堤上を
 通っている


▼仙人谷を丸太簡易橋で渡れば間もなく黒部峡谷の沢沿いに下り立つ


▼仙人谷ダムの本体建物へと下りてきた、背後には三枚滝が見えている


▼仙人谷ダム内部の通路を伝ってまた水平道へと向かう



▼ダムの建物内部にはトロッコ電車の線路が敷いてある

▼ダムの建物内を通る通路で初めて作業員と出会った


▼仙人谷ダムの近くに突然現れる関電の管理建物群、まるでビルディングだ


▼仙人谷ダムから水平道へと登りヘッデンを燈し権現峠トンネルを通り抜ける


▼水平道はほんとになだらかだ、急降下をすれば泊り場の阿曽原温泉小屋だ


▼ようやく最後の宿舎の阿曾原温泉小屋に着いた、やれやれ、


▼下の廊下や裏劔縦走では必ずお世話になる阿曽原小屋、着いたら
 ビール片手にまずは露天風呂へ(^-^)


▼翌日も快晴で小屋のお姉さんのお見送りを受けて帰路の途に就く


▼小屋を出るとすぐに丸太橋を渡る


▼水平道に登りつくと間もなくお世話になった小屋が見えてくる


▼折尾谷が見えてくるが入り組んでいるのでなかなかつかない

▼足元は崩れ落ち天井は岩が被さる歩道は橋がなければ絶対通れない


▼9回も打ち直された番線の支点のピン、豪雪でもぎられてしまうのだ


▼落下口から折尾大滝を見上げる


▼コンクリートのトンネルとなっている折尾谷の通過


▼コの字型の通路は岩の天井が低くヘルメットは必須


▼黒部渓谷の下流には終点の欅平が見えているがこれがまた遠い


▼水平道は本当にコの字型に削り取られた歩道なのだ

▼岩壁側に番線が張られてはいるが足元は狭い



▼いよいよ長いトンネルが待ち受ける志合谷だ、まだ残雪が覆っていた


▼約150メートルの谷の中を通るトンネルは湧き水で足元は水浸しだ


▼いまにも倒れそうな岩との間を通る

▼大きなコの字型に切り取られた歩道越しに眺める奥鐘山の大岩壁

▼安全を確保して下をのぞくが足元がハングって見えない


▼白馬三山が見え出すと水平歩道もいよいよ終盤


▼長かった水平歩道もようやく終わった、長かったなぁ~
 あとは欅平への急降下だけ


▼欅平への急降下途中に眺めた白馬三山と不帰嶮


▼下降途中で出会ったトロッコ電車の会社の団体さん


▼欅平に下り立つ、長い長い縦走が終わった、もう歩くことはない


▼欅平にて、あとはトロッコ電車に乗るだけ(^^♪


▼欅平の駅のホームにて乗るトロッコ電車を待つ

▼トロッコ電車の中にて長い縦走の思いにふける


▼途中の足元に咲いてた花々とデザートとなった木の実



*ガイド登山のポイント

 ◎ガイド対顧客の人数比(ガイドレシオ)
 今回の裏剱のような危険を伴うような地域においては
 「安全配慮義務」を参加者に提供するために
 1名のガイドは4名が限界です。
 もし10名だとしたらとても目が行き届かず、参加される
 人も不安でしょう。
 当校では「人数限定」と表示しています。

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